2005年10月30日日曜日

フランシーヌの場合


長女がカトリック千葉寺教会のミサ後にワールドユースデイの報告をすると言うので、今日はみんなで千葉寺教会へ行った。

ミサで私達家族の前の席に上品な年配のご夫婦が座っていた。

特にご婦人の方はベルベットのジャケットもさることながら、ショートカットの髪型から立ち振る舞いまでとても垢抜けているのである。
そして、そのご婦人の歌う聖歌が驚くほどに美しい。澄み切ったような歌声が聖堂に響く。
「千葉寺にはこんな信徒がいるんだぁ」などと奇妙に感心する私。女房も同じように思ったと言う。

後でわかったのだが、そのご婦人は「新谷のりこ」さんだった。

驚愕した。

曇り空の紅葉


今年の10月の週末は天気が悪い。しかも現在の職場は休日出勤が多いので、好天と休日が重なる確率はさらに低くなる。

勤務先では多くの人がこの土曜日も出勤しているのだが今回は休ませてもらった。

その貴重な土曜日に女房と日光中禅寺湖の湖畔をハイキングした。今年の紅葉は10日遅れと言ったところだろうか。

帰りがけに「やしおの湯」で疲れを癒し、帰宅したのは22時32分だった。

2005年10月28日金曜日

ファッションショー


今週は、勤務先の大きなイベントで埋め尽くされた一週間だった。 振り返ってみるとよいイベントだったように思う。私が招待した顧客のすべてが満足していた。
従来のイベントであれば集客の人数を競うと言うのが一般的だったが、今回は集客は二の次で、招待客を絞って行われた。
展示内容も、商品の露出度は低下しファッションショーのようなブースも目立つ。
絞られた顧客に対して、投資をする。すなわちCRMであり、ブランド戦略なのだろう。
ここ数年で大きく顧客戦略が変わったと思う。

竹岡ラーメン


高輪プリンスホテルでのイベント。
昼食を摂ろうと高輪台へ向ってみた。
都営地下鉄「高輪台」近くの国道一号線沿いに「竹岡ラーメン梅乃家」というラーメン屋がある。
最近出来たらしい。
竹岡ラーメンといえば、千葉のラーメンである。
さっそく行ってみた。
注文は「チャーシュー麺」
醤油のドス黒さが、二の足を踏ませがちな竹岡ラーメンだが、コクと風味も豊かである。麺は細めんだが、透き通るような色合いで、腰がある。

美味い!

2005年10月25日火曜日

東京駅--夜景


今日午後から勤務先のエグゼクティブミーティングと言うのが東京国際フォーラムであった。
従業員が10万人もいるので、エグゼクティブといっても2,500名もおり、その数は圧巻で東京国際フォーラムのAホールの一階部分が満席だった。
経団連の会長就任が話題となっている社長のピーチのあと社内表彰があって、一般の人にもお馴染みの画像処理エンジン「DIGIC II」や、仕事上で大いに関係のあるX線デジタルカメラなどが表彰された。
しかしながら、最も印象的だったのは現代の名工として内閣総理大臣賞を受賞した宇都宮事業所のレンズ研磨職人の方だった。計測機器を使わずに指先の感触だけでミクロン単位の研磨ができると言う。
会社の宝として表彰された。

20時にセレモニーが終わり、歩いて東京駅へ向った。

ライトアップされた東京駅が美しく、シャッターを切った。

明日から高輪プリンスで勤務先の大きな行事がある。たのしみだ。

2005年10月23日日曜日

秋の日差しのサンタマリア



「使徒パウロのテサロニケの教会への手紙」
今日、年間第30主日のカトリック西千葉教会のミサの第二朗読者は長女が務めた。
次女は吹奏楽の部活で、母と女房と長女と息子と5人で行った。

ミサ後の教会の敬老の催し物に出席している母を待つために、皆で暇つぶしに幕張カルフールへ行った。
母を迎えに12時40分頃教会へ戻ってみると、御聖堂の聖母マリア像に秋の日が差し込んでいた。

思わずシャッターを切った。

2005年10月22日土曜日

花島秀雄君の墓に参る

朝から雨模様であったので山には行かず、散歩がてら女房と四街道小学校の「えのき祭り」に行き、野菜などを買った。 帰りがけに、めったに通らない道を通った。 最近ではめずらしい未舗装の道で水溜りが灰色の空を映している。 花島秀雄君の墓のある道だ。 久しぶりに墓参りをしようと、ずいぶん探し、やっと見つけることが出来た。 花島、俵、藤森、砂田と私は四街道小学校からの幼馴染で、ともに四街道中学校を経て佐倉高校に進学した。 花島と俵一登志は体操部に入り、砂田と私は山岳部に入った。 その日は冬休みだったが、体操部の強化練習があって、花島秀雄君は佐倉高校へ向っていた。そして四街道インター近くの道で乗っていたホンダドリームCB500がトラックと正面衝突してしまったのだった。 17歳、高校二年の冬だった。

2005年10月21日金曜日

夜の幕張新都心


二日間、いくつかの企業の損益計算書やキャッシュフロー計算書、貸借対照表などを凝視し続けた。
京セラに代表されるキャッシュフローを重視した経営が叫ばれ始めてすでに久しいが、今まで自分が所属する組織別PLを読むことはあっても、バランスシートやキャッシュフローについて真剣に考えたことはなかった。
というのも25年勤務しているけれど、前半の15年が官公庁を中心とした営業で、後半10年は勤務先の社内業務システムの設計を行うという経歴では、そのような意識が低かったのだ。

全国から部長クラスが16名集まり、4つのグループに分かれてCF,PL,BSの各財務諸表を通して各企業の経営戦略や企業体質などを読み取る訓練をするのである。
それぞれのグループには経理経験のあるメンバーが一人は混ざっており、このメンバーがROAなどの財務指標の意味を詳しく解説してくれるという配慮も心憎い。

夜9時まで、ワイガヤを行って、とても楽しい二日間だった。

2005年10月20日木曜日

ホテルでのインターネット接続




最近は、各地のホテルでインターネット接続ができることをうたい文句にしていることが多い。
しかしながら、ウィルスの問題から一度も利用したことがない。
私が神経質すぎるのかしら?

今日、明日と幕張で合宿形式の研修がありOVTAに宿泊しているのだが、ここで初めて社外からのインターネット接続を試みた。

NTTコミュニケーションズのサービスだったので、大丈夫だろうと思ったのである。
そして、その環境下でこのBlogを記述している。

2005年10月16日日曜日

デジカメの話



しばらくカシオのGV-20を使用しているが、この機種は解像度200万画素でホームページに掲載する分には大きな不満は感じなかった。
ところが、昨年同じ200万画素のCanonPowerShotA60を購入した。ためしに丹沢の葛葉川で撮影してみた。同じ200万画素なのに画質の差に唖然とした。CASIOとCanonの差は曇り空の下でのノイズの多寡である。特に沢の中や、ブナの森の中、そして日陰になった岩場。
もちろん快晴の青空のもとではCASIOもノイズはない。
差を知ってしまうと、貴重な一瞬をこんなカメラで捉えることが後悔されるようになった。 しかしながら防水されていないデジカメを沢の中に持っていったらひとたまりもない。したがって、昨年の上ノ廊下の写真は三台のカメラで撮影されたものである。沢の中ではCASIO-GV20と銀塩カメラのCanonD5、そしてキャンプサイトではCanonPowerShotA60。

そこで、今年は夏に向って二台のデジカメを購入した。
一つはIXY。これはケルンへ行く長女に1GBメモリカードとともに持たせた。撮影解像度を200万画素に落として1,000枚の撮影が可能な設定にしておいたが、彼女は800枚を撮影してきた。彼女が撮影したミサのショットを見るとノイズはほとんどない。ゴシック様式の薄暗い教会内部のショットでもノイズがないのである。
次に200万画素の解像度とは引き伸ばしたときにどの程度なのかを試したくなり、勤務先の業務用フォトプリンタで出力してみた。
A2サイズでは銀塩カメラとの差を判別するのは困難な状況。
A1サイズで出力するとさすがにギャザリングが認識できる。もちろん作品から2mも離れると銀塩カメラとの差を顕著に感じることは出来ない。

もう一つは、CanonPowerShotA80。あわせて防水ケースも購入した。山で使うには電源が単三乾電池であることが必須と思う。
ただし、ケースが大きい。縦走や沢歩きなら何とか我慢できるが、クライミングでは相当なハンデとなるだろう。

そう考えると、画質の悪いCASIO-GV20だが、コンパクトで衝撃に強いと言う特性を考えると、まだまだ活躍しそうである。

さて、次はデジタル一眼である。
買い時を探っている人も多いと思う。私もその一人だ。解像度の画素数ではA1版にプリントアウトした場合600万画素だと私では銀塩カメラと識別は困難。 写真の仕上がりはノイズの多寡や色作りに大きく左右されることを知ってしまうと、800万画素でもう充分というような気もする。

EFレンズを何本か持っている人にはEOSの動向が気になるに違いない。私もその一人である。
しかしながら、私のように自ら登りながら、厳しい自然条件の中でパートナーのクライミングを撮影することを主体としている場合には、よくよく考えてみると、シャッターチャンスにカメラを被写体に向けることが出来るかどうかがポイントになるような気がする。
すなわち機動性である。
そう考えるとCanonの現行商品の中ではベストチョイスはPowerShotA620かな?防水ケースも用意されているし、電源は単三乾電池。解像度も710万画素。
もう一つはPowerShotS2IS。単三乾電池駆動で、500万画素。なんといっても光学式手ぶれ補正がついている。これが沢の中や、日陰となった壁の中で威力を発揮するだろう。これに防水ケースがオプションで発売されれば最有力候補ということになるだろう。

山岳写真家というと山岳風景を撮影することが多いようだ。その場合には機動性よりも画質が優先されるのだろう。
一方、私は登山者でありクライマーである。私の被写体は登攀者であり登攀行為そのものである。登攀シーンでは機動性が優先される。 山岳風景ではないのである。
そう考えると機動性で最も優れるのはCASIOのGV20ということになる。

2005年10月15日土曜日

海外旅行


今日は、勤務先のメンバーが秋田で行われる「とあるセミナー」の講師として招へいされているので秋田へ日帰り出張するつもりでもあったが、風邪を引いていたので、おとなしく家にいた。
仕事上の予定もなく、かつ天気がよかったら、とっておきのところに行こうと密かに計画を温めていたから、来週にでも出かけてみたい。
女房との週末の日帰りや一泊二日の山旅は、今の私にとって最高の宝物なのかもしれない。

さて、
勤務先で5年ごとにリフレッシュ休暇と言う制度がある。勤続6年目、11年目、16年目、21年目、26年目、31年目、36年目といった具合である。
6年目の時には制度そのものがまだなかった。
11年目は、単独でヨーロッパアルプスへ行きアイガー北壁を敗退した。
16年目は、仕事が超ハードでとても休暇どころではなかった。
21年目は、お袋を連れて、ヨーロッパアルプスを一周し、初めての親孝行をした。

26年目のリフレッシュの取得権利が来月から始まる。
しかし今回は休暇取得は微妙な情勢である。

定年になったら、あちこち行ってみたい。
海外では、
女房をガイドしてグランドジョラス北壁を再び登り、プランパンシューのホテルに泊まってみたい。
それから、イースターをエルサレムで迎えてみたい。

国内では
雪が解けたら、谷川さんのように東北の桃源郷で暮らしてみたい。
奥鐘下の洞窟で暮らすのもいい。

カトリック新聞で「復活祭をエルサレムで」と言う巡礼の広告を見つけた。
21年目のリフレッシュ休暇はお袋とヨーロッパアルプスへ行ったが、本当はエルサレムへ巡礼に行きたかったのだ。
しかしつい最近まで、エルサレムは「憎しみの連鎖」の場だった。
まだまだ予断を許さないがカトリックの巡礼が出来る程度に沈静化したということだろうか。

勤務先では、常に写真展が開催されている。
感銘を禁じえない写真展も少なくない。
9月下旬からは野町和嘉氏の「地球巡礼」という写真展が行われている。
これを紹介するホームページのキャプチャーは次のようなものだ。
「写真家 野町和嘉氏の作品展。20代半ばにサハラを訪れたのち、“祈りと巡礼”をテーマに、過酷な風土に生きる人々の姿を見つめ続ける写真家。本展では、30年以上にわたり撮りためられた貴重なドキュメンタリー写真の中から、最新作であるアンデスとインドを中心に、サハラ、メッカ、チベット等を加えた約100点を展示いたします」
かなりショッキングな写真もあるが、お勧めである。
品川近くへ来たときには見てもいいだろう。
入場無料。
http://cweb.canon.jp/s-tower/floor/1f/gallery/pilgrimage/index.html

2005年10月10日月曜日

ネクタイ


休日出勤をしていると曜日感覚が麻痺することが間々ある。
今年の体育の日の三連休は、札幌出張にひっかかったが、何とか最終日は自宅で過ごすことが出来、曜日感覚を取り戻すことが出来た。

休日と言うのはとてもいいものだが、休日あけの仕事を考えて、少し気が重くなることもあるし、逆に楽しみに待ち遠しく思うこともある。
今回は前者で、山積みの難題に少々へこたれ気味。
年に数回経験するこのようなハードルを越えるための私なりの工夫がある。

それは新しいネクタイの購入である。

雨の休日に女房と買い物に行き、ネクタイを買う。

カトリック北一条教会


年間第28主日。
タクシーでカトリック北一条教会を往復した。
この教会の前に立つと札幌転勤時代に新婚の私達二人がむかえたホワイトクリスマスを思い出す。

9:00印象的なミサが始まった。
マタイ22・1-14、入祭183、奉納411、拝領5、閉祭「キリストはぶどうの木」、ミサ曲は私の一番好きな207から210。

久しぶりの北一条教会でのミサだった。 札幌教区のカテドラルでもあるこの教会は木造。
東京カテドラルマリア大聖堂やカトリック習志野教会のようなコンクリート製の教会にはないぬくもりや歴史を感じさせてくれる。

小樽にもすばらしいカトリック富岡教会がある。いずれミサに行きたいものだ。

日本におけるカトリック宣教の歴史を語るこれらの教会はヨーロッパの石造りの教会にも劣らない。
各地に建つ歴史ある木造のカトリック教会を訪ねる旅もいいかもしれない。

と言うことは、まずは長崎か・・・。

秋の札幌定山渓温泉


札幌へ出張の折に、宿を定山渓温泉にとった。
今年の札幌は夏も暑く、9月になっても高温が続いたために、紅葉がだいぶ遅れているようである。
宿泊したのは定山渓グランドホテル。

札幌転勤生活時代の20年ほど前に泊まったことがある。まだ二十代だったなぁと懐かしく思った。

2005年10月4日火曜日

あなたと熱海で解剖学Anatomy!

千葉県立佐倉高等学校一年生の時の英語の先生は岩立先生。先生は旧制佐倉中学卒業の同窓生でもあり名物先生としても名高い。
その岩立先生は真冬でも、教室に入ってくるなり「Open the window! Wide open the window!」といって教室の窓を開けさせた。毎夜明け方まで山の本を読みふけっていた私は授業中は眠くて仕方がなかったが、目が覚めたものだった。
その岩立先生が解剖学と言う単語を私たちに覚えさせるために「あなたを熱海で解剖学、Anatomy!」 と教えてくれたことがある。

城ケ崎へ通うために何度も通過する熱海で、いつも「Anatomy」を思いだす。
そういったわけで、数限りなく通過した熱海だが、宿泊すると言うのは多分、20年以上経験がない・・・ような気がする。

そんな熱海で勤務先の部長合宿と言うのをやった。
熱海で行う必然性というのが微妙だが、品川から40分の近距離でリゾートとしても意外な穴場だと思う。

泊まったのは「ホテル池田」
昔のままの熱海のホテルである。
ホテルの中にスナックやらゲームコーナーがある。時代遅れの様相が別の意味で郷愁を感じた。

今日は昼に熱海をたって品川のオフィスに戻ったのだが、昼食は熱海駅前のビルの地下一階にある「まぐろや」という店で食した。
ネギトロ丼が500円。ものすごく安くて感動した。

2005年10月1日土曜日

横浜

今日は、休日出勤。
午前中は横浜で仕事をし、午後から品川。

秋晴れの気持ちの良い午前中で、休憩時間に山下公園へでて深呼吸。
目の前には氷川丸が係留されている。

確か私が小学校6年生の冬に家族5人で氷川丸を見学したことがある。あの時はマリンタワーにも行ったっけ。北風の強い冬晴れの日だった。