2009年2月9日月曜日

100歳をむかえたリカルド・カシン

今日、会社から帰宅すると妻が毎日新聞の夕刊を私に差し出してきた。
「ほら、あなたの大好きな人が載っているよ」

それは9面の「人・模・様」というコナー

「高みを目指した山人生100歳」と題されてリカルド・カシンの近況が記されていた。

私がグランドジョラス北壁ウォーカーバットレス(ウォーカー側稜)を登った1988年はリカルド・カシンによる初登攀50年の節目の年だった。

その年には次のような噂がまことしやかに語られていた。
「リカルド・カシンが初登攀50年を記念して再びウォーカーバットレスを登りに来る」というものだった。

実際にはカシンは登りに来なかったけれども、そんな噂がたつほど後期高齢者カシンは現役のクライマーであったということだ。

足元にも及ばないが、そんなカシンに私は憧れる。


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