2011年6月12日日曜日

聖霊降臨祭


今日は聖霊降臨祭
ヘルマンブールがチョゴリザに消えた日でもある

カトリック西千葉教会報「てくむ6月号」を読んでいたら、先月のミサの中での小林神父の説教が活字になっていた。
私も同じ気持ちなので少し長くなるが引用してみたい。

「最近の国際的な大きなニュースのひとつが、国際テロ組織アル・カイダの指導者オサマ・ビン・ラディン氏が米軍により殺害されたニュースだ。その新聞報道の中で、パン国連事務総長が「これで正義が達成された」と言っていた。国連の中で中立の立場でなければならない事務総長の発言としてはあまりにも超大国アメリガ寄りの発言ではないか、と違和感を持った。
この数世紀世界の歴史はヨーロッパ主導で動き、第二次大戦後はアメリカがそれに代わった。アメリカは自国の価値観で他国を判断し、ときにベトナムやイラクなど諸国に攻め入った。そこで生じる貧困や不公正に対して、テロ以外に自分たちの異議を申し立てる手段を選択できない人々が当然うまれてくる。超大国アメリカのエゴに対して、ビンラディン氏なりの論理、正義感に基づいての行動だったのである。ビンラディン氏の極端な過激に走らせた真の原因への眼差しを、私たちは欠かしてはいけないと思う」

それから昔から知っている一人の青年が東日本大震災についての投稿をしていてその文章の中に次のような表現があって感銘を受けた。
「被災地の瓦礫の中にキリストの十字架をみた私たちは、復活したキリストの『あなたがたに平和を』のことばを届けたいと願いました」

ミサの始まる前に読んだので、ミサの中で私は涙が流れてしまった。