2012年7月29日日曜日

熱中症による死亡事故、そして昨日の西丹沢悪沢


文科省の管轄組織である日本体育協会。
略して日体協。
ちなみに日本サッカー協会は日体協の一構成員、同じように日本山岳協会も日体協の一構成員。東京都山岳連盟は日山協の一構成員。
更に説明すると日本山岳会は東京都山岳連盟の一構成員。


その日体協のスポーツ指導者の資格を20年近く前に得たことがある。
この資格を得るために講義を60時間ほど受けたように記憶している。
スポーツ心理学からスポーツ生理学、あるいはスポーツマンシップなどの講義があって、とても感銘をうけたことが思い出される。
これらの講義内容は、山でも仕事の上でもとても参考になっている。



その講義に熱中症にふれた単位があった。気温と湿度の高い環境下で学校教育での部活動などをさせることは結果によっては刑事的責任を追及されても致し方ない・・・というような説明があって、熱中症への認識がいまだに低いケースがあることに警鐘を鳴らしていた。

これはすでに20年前の話である。登山界でも40年ほど前には水は飲まない方が良いなどということがまことしやかに語られていたが、いまではそんなことを言ったら山登りの素人と軽蔑されるのがオチだろう。激しい登山では一日に3リットル4リットルの水分と塩分補給が求められる。

毎年のように繰り返される学校教育の場での熱中症による死亡事故。
この夏も何件かの死亡事故が報道されている。
ところで学校のクラブ活動の指導者は日体協スポーツ指導者と同じような教育を受けているのであろうか?
もし教育を受けていないとすれば驚きを禁じえない。


さて昨日は西丹沢の悪沢へ行ってきた。上級者向けの沢なので安易な気持ちで入渓することははばかられるが、滝の連続するとても興味深い一日となった。



来週はいよいよ7aハイキングクラブのメンバーを対象とした安全登山講習会
大まかなスケジュールは次の通り
8月4日
・机上講習会 9時から12時まで 山北町中央公民館第三会議室
・スライド上映会 12時から15時まで 山北町中央公民館第三会議室
・ビバーク実技講習 玄倉川立間橋下
8月5日
・実技講習 玄倉川本流周辺

このための準備を今日は行った

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