水俣乗越から天上沢を下降していると誰かが静かに深く「おぉ・・・」と声をあげた
槍ヶ岳に月が懸かっていた 神々しいとはこのことか
大型台風19号の来襲が予報され、すべての作業を前倒しして行ったこともあり、予定していた捜索は予備日を使うことなく完了することが出来た
残念ながら土橋さんを発見することも、痕跡を確認することも出来なかった
この一年をかけて仮説とその検証を踏まえて、新たな仮説を導き出し、そしてあたらな仮説の検証を行うというPDCAサイクルを展開してきたが、今回の捜索を持って、現時点におけるすべての仮説検証に一つの区切りをむかえることになった
そして
今日、明神から小梨平への下山道中で、土橋さんのお二人のお嬢さんと、そのご家族と再会した
いてもたってもいられず家族で上高地までいらっしゃったのであろう
小さな子供たちは土橋さんのお孫さんにちがいない
これまでの捜索活動を整理し、来月中に土橋さん家族への報告会を実施予定である
参加メンバーは12名
谷川、村田、尾崎、中西、川崎、藤枝、石田、篠原、角掛、河村、辻、賀来
本当にありがとうございました
深い残雪に埋まったT-D沢源流部
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