2017年12月17日日曜日

猛烈な寒波で震えあがった二子山中央稜


先週に引き続き今週も二子山
印西のメンバー2人にマルチピッチクライミングの手ほどきをする為に二子山中央稜へ行った
印西の強烈な前傾壁を日々登っている2人なので本来なら弓状で登ったほうがぴったりくるのだけれども、是非マルチピッチを・・・ということで私にとって10回目の中央稜へ向かうことになった
先週の経験から凍結した林道が心配だったので、昨日息子に手伝ってもらいスタッドレスタイヤへの交換を行い、念のためにチェーンもラッゲージスペースに積み込んだ
朝6時に千葉北IC近くで待ち合わせた

首都高の渋滞もなく花園ICから坂本経由で股峠へ向かう林道に入った
この一週間、降雪がなかったため、路面の凍結面積は大幅に縮小しており、全く問題なく股峠の駐車スペースに到着することができた

だが、もう一つの難関が待っていた
1500mで-6℃のラインが房総半島までもすっぽり覆う寒気が流入すると天気予報は告げていた通り、二子山の上空には雪雲が北風にのって流れている
晴れて風がなければ中央稜は南向きなので冬でもぽかぽかと暖かかったりするが、雪雲で太陽は隠れ強い風にのって小雪が舞う 雨でないだけマシといったところだ
チョークバッグとジャケットのポケットに使い捨てカイロを入れて中央稜取り付き点へと向かい、9時20分に登り始めた
三人なのでシングルロープでリードしバックロープにハーフロープを曳いて登ることにした
岩は冷え切って指先がすぐに痛くなり、クライミングシューズのラバーソールは硬化してフリクションは大幅に減少 あまりの寒さに下降を考えるほどだった
それでもなんとか頑張って登り大テラスで太陽の光を受けほっとしたが、風は強い
終了点では引き上げたロープが強い北風で横に吹き流され、拷問のような寒さだった
一般ルートを下って股峠に帰り着いたのは13時45分
弓状に立ち寄ってから家路につき、薬円台近くのラーメン店「一蘭」で美味しい豚骨ラーメンを御馳走になって今回のクライミングを締めくくった

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